緊急事態宣言が2021年9月末で解除となり、ワクチン接種済みの方も増えてきたことから、徐々に行動制限が緩和され旅行や外食の需要が回復してきています。
自民党の岸田新政権では、GoToトラベル再開が水面下で動いています。
GoToトラベルは、いくつかの課題があり運用の見直しが予想されます。
岸田総理は、感染症対策を進化させた「GoTo2.0」と題した政策を実行すると宣言しておりますが、一体どのような政策なのでしょうか?
「GoTo2.0」の内容を解説します。
「GoTo2.0」とは
GoToトラベルについては、1人1泊につき2万円を上限に旅行代金の半額を補助した政策でした。
結果、割引の大きい高額宿の人気が高まり、週末や連休に予約が集中する課題がありました。
「GoTo2.0」では、中小の宿泊事業者の割引率のUP、休日と平日で割引率に差をつけるという内容が検討されております。
また、ワクチン接種証明や陰性証明証により割引率をUPする案も浮上しております。
地域共通クーポンの配布も予定されていますが、非対面の機会を増やす為に地域共通クーポンはデジタル化の促進がされることが予想されます。
まとめると以下の4点が実施されると予想されます。
①中小の宿泊施設にまで行き渡る支援策
大手のホテルチェーンなどに予約が集中するところを中小規模の宿泊施設でも効果が期待できる支援策。
②休日と平日で割引率を変動させて需要を分散させる
休日と平日で割引率を変えて特定の日の集中を防ぐ
③ワクチン・検査パッケージを活用した割引率のUP
旅行会社の実証実験の結果を見て「旅行の新たなガイドライン策定」を行い、ワクチン接種証明や陰性証明証により割引率をUP
④クーポンなどのデジタル化
紙媒体のクーポンをアプリ導入などデジタル化を促進する
「GoTo2.0」の開始時期
観光庁では10月から11月にかけて、旅行会社が実施するツアー旅行でワクチン・検査パッケージの実証実験を行います。
GoToトラベルは「全国の感染状況がステージ2相当以下」で再開という基準がありましたが、リバウンドの懸念もあるので実証実験が終わって効果が検証された後に「GoTo2.0」が開始されると予想されます。
開始時期については、2022年1月中旬〜2月頃に再開を検討しており、5月の大型連休前までの実施する方向で検討しているようです。
また、段階的に進める為、都道府県が独自に実施する県民割を1人1泊につき最大7,000円補助する「地域観光事業支援」を12月末まで実施されています。
Go Toトラベル再開後の割引について
(出典 Go To トラベル事務局 https://goto.jata-net.or.jp/index.html#main)
従来の制度は、1人1泊あたり旅行代金の35%(上限1万4000円)の割引を受けられる仕組みでした。
高級ホテルに顧客が流れる傾向があり、中小事業者には恩恵が薄いとも指摘されてきたこともあり、再開にあたり、30%(上限1万円)に引き下げることになります。
宿泊先の地域で使う想定で旅行代金の15%分が配布されたクーポン券は、平日3000円、休日1000円の定額制とする方向です。
休日に集中しがちな旅行を、平日に促す仕組みです。
県民限定クーポン
GoToトラベル再開まで、県民限定で補助金を使った割引「地域観光事業支援(県民割)」を行っている県があります。
こちらのページから各都道府県が実施するクーポンをチェックしてみてください。
おすすめの予約サイト
予約サイトによっても、旅行代金は大きく変わりますので、最大限に割引を受けて豪華な旅行にするのがおすすめです。
以下おすすめの予約サイトでは、GoToトラベル再開後に自動的に割引が適用になるようなシステムを導入しています。
予約サイトによっても、旅行代金は大きく変わりますので、最大限に割引を受けて豪華な旅行にするのがおすすめです。
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楽天トラベル5
■楽天トラベルを利用するメリット
日本国内のホテル・旅館・ペンションなどの宿泊施設予約を軸に、高速バスチケットの販売、国内航空会社各サイトの仲介、国際線航空券の販売、また、「楽パック」と呼ばれる国内旅行のダイナミックパッケージと海外旅行のツアー・ダイナミックパッケージを扱っています。
楽天スーパーセールなどで発行されるクーポンが多かったり、ポイントupプランが多いので、タイミングによっては思わず安く予約できるのが楽天トラベル。
楽天のポイントはいろいろなキャンペーンを利用することで、もらえるポイント増やせることがメリットです。
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じゃらん5
■じゃらんを利用するメリット
国内旅行の分野では、楽天が運営する楽天トラベルなどと共に、代表的な旅行予約ウェブサイトの一つです。
じゃらんはキャンペーンの数が他のサイトより多いのが特徴。
ホテルとしてはキャンペーンが多いと料金も安く出さないといけないので、他のサイトよりも安くなりがちです。
宿泊予約をすると2パーセントがPontaポイントとしてたまります。 -
Yahoo! トラベル5
■Yahooトラベルを利用するメリット
インターネット検索大手のYahooの旅行サイトですが、Yahooが旅行商品を作っているわけではありません。
実は「ホテル予約サイトごとの料金比較サイト」であり、複数の旅行会社の料金が比較できます。Yahoo!トラベルではTポイントがたまります。
さらにYahoo!プレミアム会員/ソフトバンクスマホユーザーならヤフープランのポイントがいつでも5%以上溜まるので、あてはまるのであればポイント面での優遇は大きいです。
クーポンやタイムセールも定期的に開催しているので、タイミングが合えばお得に利用できます。 -
JTB5
■JTBを利用するメリット
誰もが知っている日本でナンバーワンの旅行会社。
高級旅館・ホテルから、 お得なシティホテルなど24時間オンライン予約可能です。
ホテルからの在庫が特別枠をもらっていることもあり、他の予約サイトで予約できない時もJTBなら空いていることもあります。
るるぶトラベルプラン、JRや航空券(JAL,ANA)などの交通と宿泊がセットになったプランが人気です。
割引クーポンやタイムセールプランもあるのでタイミングによってはお得に予約できます。 -
一休
■一休を利用するメリット
宿泊施設を限定することで、その他の予約サイトとの差別化を図っており、利用者の信用度が高くヘビーユーザーが多いサイト。
一休掲載のサイトは高級感あふれるホテルや旅館が多いです。一休のポイントは、ポイント還元率1%、事前カード決済で2%、一番のメリットはポイントを即時に利用できることです。
他の宿泊サイトはチェックアウト後にポイント付与されるので、後日そのサイト内のサービスを利用しなければいけないのですが、一休ポイントは予約してもらえるポイントをその時点で使うことができるのです。